機能不全家族で育った人の主な7つのタイプです。これらを大人になっても引き継ぐと、自分らしく生き生きと生きられません。あなたはどれに当てはまりますか?(一つだけとは限りません)自分を見つめる材料にして下さいませ。
<ヒーロー>
優秀でいい子。「しっかりした子だね」とよく言われる子。家族の期待を一身に背負っている。評価を得れば愛情を受け取れると思い、何もかも無理して完璧にこなそうとする。しかし本当は、休みたいし遊びたい。休めば評価が下がり愛情を受け取れないと思っているので、休めない。
<スケープゴート>
何かとトラブルを起こす子。「あの子さえちゃんとしていれば……」そう見られているが、実は、家族の中にある本当の問題から皆の目を逸らすという役割を担っている。自分のことは誰も分かってくれないと思い、とても傷ついているが、言葉に出して「寂しい」「助けて」等とは言えず、攻撃的態度を示す。
<ロストチャイルド>
とにかく目立たない子。すみっこでじっとしているような子。緊張感が漂う家族関係の中で傷つくことを怖れ、なんとか自分だけの空間を維持している。周りは「おとなしくていい子だね」と言うが、本人は孤独を感じてつらい。本当は友達や仲間が欲しいが、なかなか殻の中から抜け出せない。
<プラケーター>
家族の中の慰め役。不仲な両親の間で育ち、主に母親を慰める。父親を慰めている場合もある。本当は自分が慰められたいし、褒められたい。
<イネイブラー>
家族の中の支え役。両親に代わり、献身的に兄弟を支える。しかし、自分の限界を超えても耐える傾向にあり、結果的にイネイブリング(余計に家族の依存度が増す)してしまう。
<ケアテイカー>
家族の中のお世話役。小さい頃から親の問題の後始末をしたり、面倒を見ている。限界を超えると相手に攻撃的になり、行き過ぎた要求は断固として拒否する。
<クラウン(マスコット、ピエロ、ペット)>
家族間に緊張が走りそうになると、おどけたり突拍子もないことを言って、場を和ませる。刺々しい雰囲気が大変苦手で不安になる。真剣な話も冗談で返す傾向にある。