なんで生きているのか分からない。

こんにちは。こころのカウンセラー、前川うづきです。今日はそこそこ過ごしやすい気候です。あなたの地域はいかがですか?

さて、障がい者の就労支援をしていた時、ある統合失調症の利用者様にこう言われたことがあります。

「頭がおかしくなっちまって、家族とも縁を切って、なんで生きてるのか分かんないですね。でも、死に切れないしね。なんで生きてるんだろね?」

わたしはこれを聞いた時、思わず絶句してしまいました。そして「うーん……いやあ……まあ」としか言えず、「あっ、そういえばね」と言って、無理やり話題を変えてしまいました。

なんと失礼だったことか……。

あの利用者様の一言は、そのあと、ずーーっとわたしの心に留まり続け、どう応えたら良かったのだろうと、考え続けていたのですが、先日、ようやく答えがでました。

「どうして生きなくちゃいけないのか、その答えは、◯◯さんの心の中にあるのですよね」と。一生をかけて、その答えを探していくのかもしれない、或いは明日、答えが見つかるのかもしれない。いずれにせよ、答えは「ある」のだと思うのです。

だからね、生き続けましょう。どうにもこうにも苦しくなったら、信頼できるカウンセラーの元を訪ねるというのも良いのではないでしょうか。