事実と解釈

こんにちは♪傾聴カウンセリング&ヒプノセラピー「道」前川うづきです。

さてと、久々に事実と解釈のお話をしておきましょう。下の二つの文章をお読み下さい。

①今朝、直属の上司が私の目の前を無言で通り過ぎていった

②今朝、直属の上司が、私が目の前にいたにも関わらず、無視して通りすぎていった

①は「事実」のみの文章、②は「解釈」が入った文章です。違いは一目瞭然ですよね?

わたしたちは全ての物事を、そのまま見ているわけではありません。自分の解釈を付け加えて見ているのです。

もしかしたら、この上司はど近眼で、部下のことが目に入らなかったのかもしれません。或いは眠くてたまらず、周りのことなど見えていなかったのかもしれません。思惑があって「私」を無視したわけではないのかもしれないのですよね。

こう文章で書くと、冷静に「うんうん」と頷ける方がほとんどなのですが、実際の生活において、私たちはかなりの「解釈」を付け加えてしまうものです。

特に、大きな愛着の問題を抱えている方にとっては……。

上司がいつもよりちょっと静かなだけで、「私、なんか悪いことしたのかな」と思ってしまったり、カウンセリングの予約をしたら簡素で事務的な文章だけが送られてきて、「このカウンセラーは冷たい!」って思ってしまったり。^^;

ついついこういう思考に陥ってしまうのは、本当につらいこと。

まずは「事実」と「解釈」というものがあるんだなー、と認識しておいて下さい。そしてそのつらさは、カウンセリングで徐々に解いていきましょう。