感情は感じ切ると前に進むって本当?

こんにちは♪傾聴カウンセリング&ヒプノセラピー「道」前川うづきです。みなさん、いかがお過ごしですか?

さて先日、「感情を感じ切ると前に進む」というお話をしました。こういうことを言うと必ず、「じゃあ大切な人が死んだ時は? それも感情を感じ切ると前に進むんですか? 突然亡くした場合でも?」と聞いてくる人が現れます。

それはね、こういうことです。

愛する人を亡くした場合、悲しみや苦しさ、場合によっては悔しいという感情が湧き起こります。特に不慮の事故で亡くしたのでしたら、余計に苦しいだろうし悔しいでしょう。いつまで経ってもその感情が癒えることはありませんよね。当然です。

しかし、そこに意味付けをすることは可能です。

その死を、あなたはどう捉えますか?

その死が、あなたに託すことがあるとしたら、何ですか?

あなたはその死を、どう活かしていくのですか?

こう考えていくのです。

東日本大震災の時に、あるお坊さんが現地に入って遺族のみなさんとお話をされた時。ある人がお坊さんに詰め寄りました。「なんで孫が死んで、私が生き残ったんですか? わたしが死ねば良かったのに」と。

お坊さんは言いました、「その答えは、あなたの心の中にあるのです」と。私たちは愛する人の死にも意味を見出して、生きていかなければいけません。

人はなんで生きるのか。こころを成長させるために、私たちは生きているのですね。