人間はつらいことは忘れるが、いつか断片的に思い出す

こんにちは♪本当の自分に戻る! こころの相談室「道」前川うづきです。

さて、先日某クライエント様にチラリとお話ししたことを、ここで振り返ります。

人間て凄いなあ、というお話です。

人は、本当につらいことがあると、それを忘れてしまうのです。

例えば、5才の女の子が性的虐待に遭ったとします。そんな怖しい経験は、まだ幼い子のこころでは到底受け止めることは出来ません。まっすぐに受け止めたら、こころが破壊してしまいます。

そこで女の子は、そのつらい記憶を潜在意識(無意識)に閉じ込め、顕在意識(意識)に上ってこないようにするのです。そうやって、こころを守るのですね。

しかし、その時はそれでいいのですが、女の子が大きくなって、潜在意識が「そろそろ乗り越えられるかな」と思うと、その時の感情と出来事を、断片的に顕在意識に返してくるのです。

で、断片的なものですから、本人は、今自分はなぜ苦しいのか、なぜ怖い感覚があるのか分からないのです。

それを、カウンセリングでじっくりお話し合いを重ねていくと、徐々に思い出していくのですね(なぜなら、回を重ねる毎に軽い催眠状態に入りやすいからなのですが、ここでは詳しい説明は省きます)。

その後、インナーチャイルドセラピーを行うと、クライエントさんはそのつらい出来事を乗り越えます。そして、ワケの分からなかった怖さがなくなり、人生を前に進めることが出来るのです。

人間のこころの仕組みって凄いですよね。

当ルームでもインナーチャイルドセラピーを行なっています。

お茶を準備して、お待ちしております。