心配し過ぎ=罪、かも(昨日のつづきです)
こんにちは♪自分ひとりでは気付かないこころの癖や、素晴らしい可能性を一緒に見つめ、自分らしく! 光り輝く人生をサポートする、こころの相談室「道」前川うづきです。
さて、↓昨日のつづきですね。
そう、カウンセリング界隈では有名なお話があるんです。
あるカウンセリングルームに、ひとりのお母さんがやってきました。そして、もう何年も前から引きこもっている息子さんのことを話し始めました。
ずっと部屋にいて、どうやらゲームをやっているみたいだとか、食事も私が持って行くとか、主人とはぜんぜん喋っていないとか。そのうちに自分と夫との関係もあまり良くないのだとか、姑もイマイチで……と、自身の話になりました。
カウンセラーは、捲し立てるお母さんの話をそのまま聞いています。
すると、お母さんはふと、「あ……もしかしたら……」と言いました。「もしかしたら、私があの子を引きこもりにしたのかも」。「夫や姑への不満をあの子にぶつけていました。最初は息子が夫と話さなくなって、そのうちに部屋に閉じこもるようになって……」
お母さんは愕然とします。「この世の人間関係は酷いことばかりだから、空想の世界にいたほうがいいって、わたしがメッセージを送り続けていたのかもしれない……」
心底そう思ったお母さんは、それから、息子さんへの心配を一切止めて、家族とのコミュニケーション法を学んで実践し、自分もカルチャーセンターに通って趣味を楽しむようにしました。
すると、なんと! 息子さんは部屋から出てきて、みんなと一緒に食事をするようになり、就職活動を始めて、見事に仕事を得たというのです。
すごいですよね。今、これを書いていても感動して、ちょっとうるっと来ました。
このように、心配のし過ぎは、改善したいことを逆に悪くしてしまうのですね。
カウンセリングルームでは、ほんわか香るほうじ茶をご用意して、皆さまのお越しをお待ちしております。(オンラインカウンセリングも行っています)