「思いやり」という名の罠に引っかからないこと

こんにちは♪自分では気がつかないこころの癖や、素晴らしい可能性を一緒に見つめ、自分らしく! 光り輝く人生をサポートする、こころの相談室「道」前川うづきです。

当ルームに来られる方は、優しい方が多いですね。クライエントさんの、色んな言葉がこころに残っています。

「わたしもこうされたら嬉しいから、あの子にも同じようにしています」

「先生、彼が生きやすくなるために、わたしに出来ることは何ですか?」

「本当は母と離れて暮らしたいけど、母は一緒に居たがるから、わたしが我慢しないといけないと思って……」

我が子を想う、恋人を想う、母を想う。一瞬、思いやりに溢れているような気がしますよね。でもこれらは、「思いやり」という名の罠です。

 

大事なことを言います。

 

あなたに取り組む課題があるのと同じように、

相手にもまた、ひとりで取り組まなければいけない課題があるのです。

 

そこに、下手にアドバイスしたり、手助けしたり、自分が我慢すれば丸く収まる等と考えて、踏み込んではいけません。

なぜなら、ご本人のこころが成長出来ないからですよね。そしてまた、あなた自身も疲弊したり、ご本人との関係がかえって悪化することが多いからです。

想いやって手助けした結果、関係が悪化してしまうなんて、悲しいですよね?

だから、ある程度のところで、しっかりと、こころの境界線を保つ! これが超重要です。

あなたに出来ることがあるとすれば、ただ一つ。相手のこころの成長を信じることなのです。

カウンセリングルームでは、お茶をご用意して、皆さまのお越しをお待ちしております。(オンラインでも行っています)