インナーチャイルドセラピーの実例

こんにちは♪自分では気がつかない思い癖や、素晴らしい可能性を共に見つめ、自分らしく! 光り輝く人生を応援する、こころの相談室「道」前川うづきです。

さて、とあるクライエント様から「ざっくりとだったら書いてもいいですよ」と許可を頂きましたので、インナーチャイルドセラピーの実例を記します。

このクライエント様は、ずっと鬱々としているということで、ほぼ定期的にカウンセリングに通われています。

最初の頃と比べると、今は本当によく落ち着きました。最初の頃はカウンセリング中に何度も「消えてなくなりたい」と仰っていましたが、最近はそんなこと全然仰いませんもんネ。

すごいわ。ホントすごい。ひとえにクライエント様の潜在的な力のおかげです。

ある時、それまでぜんぜんクライエント様から聞いたことがなかった、異性の話になったのですね。「実は……」って、昔お付き合いしていた方が、ある日、突然この世を去ったという……。その亡くなり方がまた、クライエント様がご自分を責めてもしょうがないな、と思うような状況だったのです。

「みんなは違うと言ってくれたけど、どう考えたってわたしのせいなんです」そう言いながら、クライエント様は号泣していました。

それでわたしは、「すごく泣いているところ恐縮ですが、その後悔や罪悪感を昇華するセラピーを行っていいですか?」と言いました。

クライエント様は、ちょっと不思議そうな顔をしながらも、了解して下さいました。

そして、インナーチャイルドセラピーを行ったのですね。いつもは「準備」をしてから行うのですが、この時は、いきなり始めてしまいました。なぜなら、もうこのクライエント様とはたくさん対話を重ねて、潜在意識でのラポール形成は取れていると思ったから。

セラピー中、クライエント様はこれまたすごく泣きました。わたしも一瞬「向き合うのは、ちょっとまだ早かったか?」と思ってしまいましたが、クライエント様の力を信じ、セラピーを進めました。

そして、どうにかセラピーが終わり、その日はカウンセリング終了。「どうだったかなあ」と思っていたのですが、、、、、、

後日、クライエント様が報告して下さいました。

セラピー後、それまでお相手の方から貰った物や、ふたりの写真を見られずにいたけれど、なぜかふと見たいなあと思って、見たのだそうです。

それで、やはりまた泣いたけれど、今度は罪悪感や後悔ではなく、彼の温かい笑顔が思い浮かんできたのだそうです。「それまで、ごめんなさいとしか思えなかったのに、初めて、ありがとうって思えたんです!」と、これまた泣きながら、笑顔でご報告して下さいました。

わたしは、セラピーをやってホント良かったなあ、と思いました。

カウンセリングやセラピーって、本当に良いものですよ。

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