すぐ怒る人と気持ち良く会話をするコツ

 

こんにちは♪自分では気がつかないこころの癖や、素晴らしい可能性を共に見つめ。自分らしく! 光り輝く人生をサポートする、こころの相談室「道」前川うづきです。

つい先日、某クライエント様に、「伝え返し」と「IメッセージとYouメッセージ」のお話をしました。ここでもう一度、振り返ってみます。

まず「伝え返し」です。

いきなり例をあげます。例えば小さい子が、ママがひとりで出かけようとしているのを見て、「わたちも行きたい!」と騒ぎ始めました。今日はたくさんの用事をこなさなければいけないママ。ちょこまか動き回る我が子は連れていけません。

「今日はダメなの」と言ってみましたが、子どもはますます騒ぎます。「いい子にしてて、お菓子買ってきてあげるから」と言ってもダメ。「行きたい行きたい!」と言いながら、ママのスカートの裾をぎっちり掴んで離さなくなってしまいました。

困ったママ。どうしよう〜〜と頭をフル回転。「そういえば!」いつかネットの記事で読んだ「伝え返し」をやってみようと思い立ちました。

「そっかあ、○ちゃんも、ママと一緒にお出かけしたいのかあ。そうだよねえ、お出かけしたいよねえ」

すると、あら不思議。子どもの手が、すっとスカートから離れました。きょとんとした顔で、ママを見上げています。

「一緒に行きたいんだよねえ。お出かけ、楽しいもんねえ。でも今日はね、ママは忙しいからダメなんだ。ごめんね。おばあちゃんとお留守番、お願いできる?」

あんなに騒いでいた我が子が急に大人しくなって、「うん、いいよ」と言ってくれました。

こんな感じです。分かりますか? 相手の気持ちを拾って、そのまんま伝え返すのです。そうすると相手は「分かってくれた」と思って、ちょっと落ち着くのです。人は基本「分かってほしい」生き物ですからネ。

気持ちを拾ってそのまま返す、です。ぜひ、お試し下さい。

次回に続きます。