「夜と霧」にポジティブを学ぶ。

こんにちは♪福島県郡山市&会津若松市&zoomで全国対応可能の、こころのカウンセリングルーム「あなたの道」です。みなさん、いかがお過ごしですか?

あまりにも有名なフランクルの「夜と霧」。アウシュビッツでの体験を精神科医の視点から綴った本です。

アウシュビッツ。死と隣り合わせのあまりにもひどい体験。想像しただけで、わたしには到底何もかもが耐えられない、前向きになどなれそうもないと思うのですが……、

フランクルは違いました。著書の中で彼は、

「このことには、何か意味があるんだろうかと思った」「自分だけがコントロールできる自由がある」というようなことを言っています。

出来事はイコール出来事、ですね。起きてしまったことは仕方がない。環境を変えることも難しい。しかしこれに前向きな意味付けをすることによって、その後の人生が変わっていく。

あんなにひどい体験をした人も、前を向いて進んだ人は、心身ともに健康で長寿だったようです。

個人的には(うろ覚えですが)ある女性が収容所の窓から見た木と葉っぱが、あまりにも美しく感動したと書いてあるところで、えらく驚き、感銘を受けました。

人間て、あんなにひどい状況の中でも、木を見て美しいと思える心を持てるのだなあ、すごいなあ、と思ったんですね。

ぜひ、ご一読下さい。

そういえば知人で鬱になった人も、広島に行って原爆ドームを見た後、鬱からスッコーンと抜けられたと言っていました。心を整えるには、戦争を学ぶのも一つ良い方法かもしれませんね。

では、また〜。