わたしは相手に何を映し出しているのだろう

こんにちは♪傾聴カウンセリング&ヒプノセラピー「道」前川うづきです。みなさん、いかがお過ごしですか?

さて昨日、「ちょっと痛いお話しをしますね」と伝えていました。ここでも何度か話していることですけれど……。

こころの深いところにある、自分では気がついていない気持ちやものの捉え方を、自分では認められず、相手の中にあると思い込むことを「投影」と言います。

そして特に、自分では絶対に受け入れられない嫌な側面を相手に投影している場合、それをシャドー(影)と言います。

例えば、女性の同僚が、男性社員にばかりやけに媚びを売るのが気になって気になって仕方がなく、ついに自分の仕事にも影響が出てしまった、なんていう時。

これは、多くの場合シャドーです。この女性のこころの中にも、男性と仲良くしたいなと思う気持ちがあるのですが、それを認めたくないあまり、自分にはそんな側面はないということにしているのです。

または、そうですね……、会社で仲の悪い人ふたりが、互いに陰で悪口を言っている。その内容がどっちも同じなんていうことを、耳にしたことはありませんか? どっちもどっち。同じ穴のムジナ。言うほうも言われるほうも大差ない。

これも、典型的なシャドーです。嫁姑の関係にも、夫婦の間にも、仲の悪い兄弟の間にも、こういうことが見られます。

だから、人間関係でトラブルが起きた時には、「これがもし投影だとしたら、わたしは相手に何を映し出しているのだろう」と考えてみましょう。

多くは、まず反発したくなって嫌な気持ちが先立ち、そして、認めざるを得なくなり、次に楽になり、最後に相手のことが気にならなくなります。

あなたがあなたらしく生きられますことを、願っております。