症状があなたを守っている
こんにちは♪傾聴カウンセリング&ヒプノセラピー「道」前川うづきです。
さて時折、クライエントさんがこう仰ることがあります。「わたしはうつ病だから、前向きになれないんですね」。
この考え方は、危険です。なぜなら、ご自分の症状をうつの「せい」にしてしまっているから。
症状を悪者にすると、薬を飲んで治すという発想になりやすい。そしていつの間にか、飲む薬が増えていって、手放せなくなってしまいます。これでは、いつまで経っても治りませんよね。
うつはある意味「結果」であり、実はあなたを守ってくれているのです。
うつにでもならないと、あなたは自分で自分を守ることは出来ませんでした。うつにでもならないと、溢れる感情に適切に対処することなど出来ませんでした。うつにでもならないと、幼少期のつらかったことを思い起こさせる人間関係に太刀打ち出来ませんでした。
そう、あなたはあなた自身を守る手段として、うつになることを選んだのです。
だから、うつになった自分を責めるのではなく、うつになった自分に優しくしてあげて下さい。「ああ、自分は今、自分を守っているのだ」と考えてあげて下さい。
治すカギは、何を話しても安心安全な居場所(例えばカウンセリングルームでカウンセラーと話す)を持つこと、ありのまんまの自分と対峙する勇気を持つこと、一歩一歩進むのだという覚悟を持つことです。
冷たいお茶をご用意して、お待ちしておりますね。