日常で受ける暗示の怖さ。
こんにちは♪あなたの潜在意識の中に蔓延っているネガティブな感情さんを癒し、自然と自己肯定感をUPさせる、傾聴カウンセリング&ヒプノセラピー「道」前川です。
さて今日は、少し怖いお話をいたしましょう。催眠の本に書かれてある内容です。
年頃になったある女性。ある時、出会い系サイトで知り合った男性と会うことになりました。で、約束の日に約束の場所に向かったのですが、彼は一向に現れなかったそうなのですね。
ものすごく腹立たしい思いをしたその彼女。腹いせに、出会い系サイトで知り合った男性と会う約束をしてはすっぽかす、ということを繰り返すようになります。
ある日、いつものように男性から「駅に着きました」とメールが来ました。彼女は、「急用ができたので帰りまーす」と返信しました。すると、今までとは違うことが起こったのです。
その彼からまた返信が届いたのですね。その内容は、「お前、そんなことやってて楽しい? 俺は占い師なんだけど、タロットで人を呪うこともできるんだ、楽しみにしてろよ……」
これは冷静に考えれば、相手の男性からのせめてもの仕返しかな? と思えると思うのですが、この時彼女は、これまで何回も悪事を働いてきたこともあって、このメールを鵜呑みにしてしまいます。
それからというもの、何か嫌なことがある度に「呪いかも……」と思うようになり、次第に毎日不安で仕方なくなり、ついには心身症になり、そして統合失調症と診断されるまでになってしまいました。
その後、4年間かけて治したということなのですが、なんと怖いことでしょうか。
催眠下での暗示は、ちゃんとコントロール機能が働いているので大丈夫なのですが、この様に、日常で自己暗示にかかると、統合失調にまで至るということがあるのですね。
怖い。あまりにも怖い。
では彼女は、どうしていたら良かったのか。
そうですね……悪事を働いたことをカウンセラーに話してから(友達に話したら、あんたが悪いと言われちゃいそうですからね)、その彼の一言を冷静に色々な角度から検証すれば、すっきり安心して、婚活を続けられたのではないかな? と思います。