「○○してはいけない」と思って余計に苦しんでいるあなたへ
こんにちは♪傾聴カウンセリング&ヒプノセラピー「道」前川うづきです。
さて人は「○○してはいけない」と思うと、ますますその○○に捕らわれて、結局は○○してしまう、ということがよくあります。
「見るなって言われると、かえって見たくなっちゃって〜」って、わたしたちは普段の会話でも、よくそう言ったり聞くことがありますよね。
例えば、「人に依存してはいけない」「ストーカー行為をしてはいけない」「痩せたいんだから、今は食べてはいけない」「受験生なんだから、遊んでばかりいてはいけない」等々……。
これは、潜在意識は否定を理解しないから、でしたよね。ストーカー行為をしてはいけない、と思うと、「ストーカー行為」だけが心の奥底に辿り着きます。すると、それに捕らわれてしまって抜け出せなくなるのです。
こういう時は、感情に意識を向け直します。例えば、「痩せたいんだから、今は食べてはいけない」と思うのでしたら、どんな気持ち、どんな感情でいるのかを、自分のこころをじーっと感じてみて下さい。
例えば、「食べちゃいけないと思う……感情?……むなしいかな。出来なくて悔しいかな。寂しい、かもしれない。そう、誰にもわたしのこと解ってもらえなくて、寂しいし悲しい」こんな感じです。
そうしたら、その感情を初めて体験したのはいつだったか、思い出してみて下さい。この作業はつらいかもしれません。
そして思い出せたなら、その感情を初めて体験した時の幼いあなたと、対話してみましょう。決して否定せず、そして励まさず、ただただ寄り添い、受け入れる感じで。
幼いあなたが抵抗して、なかなかこころを開いてくれないかもしれません。「なんだよ、けっ」っていじけてしまうかもしれません。或いは、泣きじゃくって止まらないかもしれません。それでも、繰り返しますが決して否定したり励ましたりせず、ただただ寄り添います(←ここ超重要!)。
一回で駄目な時には、「また来るね。今日はありがとう」と言って終わりにします。そして後日、もう一回行ってみましょう。
幼いあなたが、ちょっと落ち着いてきた感じがあったなら、さらに対話を重ねます。そのやり取りは、ひとりひとり違ってくるでしょう。そうやって心の底からの感情さんの癒しが進むと、人は自然と前に歩み始めます。
例えば、「痩せたい」「ストーキングしたい」「あの人に依存したい」という気持ちから解放されて楽になり、結果、痩せたりストーキングしなくなったり依存しなくなったりします。
うまく行かない場合は、ご相談下さいませ。