顕在意識と潜在意識のズレの一例1
こんにちは♪傾聴カウンセリング&ヒプノセラピー「道」前川うづきです。
あるところに、最近、少し左半身を悪くした年配の会社社長がいました。
ちょっと不自由にはなったものの、慌てなければ自分のことは全て自分で出来ます。彼は周りの人に「大丈夫。心配しなくていいからね。なんでも出来るから」と伝えていました。
周りの人は、前とはスピード感がなくなった社長に最初は戸惑いましたが、次第に慣れ、そのうち以前と全く同じように接するようになりました。
そんななか、秘書だけは、社長の鞄を持ったりお弁当を広げたり、まるで奥さまのように、なんでもかんでも甲斐甲斐しくお世話をしました。
社長が「いやいや、いいんだよ。自分でやるから」と言っても、「いえいえ、大変ですから」と言って、止めてくれません。
前から優しい一面があった秘書の性格をよく分かっている社長は、「悪いねえ。ありがとう」と言って、彼女の気遣いを受け入れていました。そう、最初のうちは……。
つづく