良い子がうつになるワケ
こんにちは♪傾聴カウンセリング&ヒプノセラピー「道」前川うづきです。
あなたは幼い頃、近しい人(主に親)に理不尽なことをされ続けたとか、虐待を受けたとか、ものすごい勢いで怒られることが多かったとか、そういう経験はありますか?
大丈夫? 最近、うつっぽくなってない?
幼い子にとって、親って絶対的存在ですよね。
そんな親(や近しい人)から、上記のようなことをされたとしましょう。すると、幼い子はどんな感情を持つでしょうか?
嬉しいわけないですよね。
楽しいわけないですよね。
怒りを感じますよね。当然です。何もしてないのに親の機嫌が悪いというだけで殴られたのでは、怒って当然です。
しかし、ここで二手に分かれます。一部の幼い子は、その感情をストレートに出せません。怒って親に嫌われたら、つら過ぎるし生きていけないと思っていますので。
そこで、その怒りを自分に向けます。「わたしが(僕が)ダメな子だから、ママはあんなに怒るんだ。わたしはダメ子。なんてダメなんだろう。バカ馬鹿ばか……」。
そして考えます、「どうしたらママやパパに好かれるのだろう。そうか、言うことを聞けばいいんだ」。
こうやって怒りを潜在意識に閉じ込め、親の望む良い子になっていきます。
しかし、幼い頃はそれでやり過ごせるのですが、潜在意識には「怒り」は溜まったままなのですね。そしてそれは、不思議なことに大きくなってから、何かをきっかけにうつ状態を作り出す場合があります。
幼い頃に感じた怒りが、大人になってからポコポコ表出しようとするのですね。しかし今まで、それは閉じ込めてきたことですから、今更感じたくないのです。でも、潜在意識は表出したい。このせめぎ合いで、うつになるのです。何も感じないようにするんですよ。
伝わってますか?
だからね、こういう方は、幼い頃に感じた怒りを感じ直すことで、治っていくのです。しかしそれには、安心安全なこころの居場所と、根気強いカウンセラーが必要です。
お茶を準備しておきますね。